仕事現場の実情は…その4

福祉・介護の現場…仕事の魅力と現実

⑧就職活動のポイントは…

●積極的に施設や事業所を訪れましょう。

これまでの経験から、福祉・介護の仕事を目指す人は、消極的な人が多いような気がします。

まずは、電話をして話を聞きましょう。

相手の対応で、判断できることもあります。

今の求人広告は、昔と違って、「女性のみ」「男性のみ」のなどの掲載ができず、年齢制限ができなくなっているため、年齢も幅広く設定してありますが、実際のところ制限を設けている施設・事業所は多いのです。

電話をすれば、こちらが女性とか、何歳ぐらいかが相手に分かります、すると、施設や事業所では、その時点で、自分たちが求める条件に則してる人かどうか判断できます。

そして何より、どれだけ本気で働きたいと思っているのか、その人の本気度が分かります。

反対に就職したい人にとっても、電話した先がどんな施設なのか、電話の対応によって分かることもあるでしょう。

一般企業への就職活動が始まる時期から動き始め、多くの施設・事業所を出向いて行き話を聞きましょう。

行動した分だけ得られるものは多くなるはずです。

今や福祉施設・事業所は訪問しきれないほど多く存在します。

就職活動には効率も大切です。相手から「一度面接に来てください」と言われたらできるだけ訪問しましょう。

得るモノはたくさんあるはずです。

また、正式に職員募集していなくても、気に入った施設・事業所に連絡してみるのもいいでしょう。

これから募集しようとしていたとか、思いがけず良い職場が見つかることもあります。

今は、インターネット等でかなりの情報が得られます。

上手に活用していきましょう。

「情報を得ること」「調べること」から就職活動が始まるのです。

●訪問する際、自分の目的と意義をはっきりさせておくことです。

訪問する際は必ず、電話でアポイントを取ってから訪問するのは、どの世界でも常識です。

そして、やみくもに施設見学だけを依頼してもダメです。

どのようなことをについて聞きたいのか、自分なりの目的と意義をはっきりさせ、しっかりと相手に伝えることが必要です。

また、相手にとっては、電話に出ることさえ、忙しい中での対応なのですので、近くにある施設だから何となく電話して聞いてみょう、というのは慎んでください。

相手とコンタクトを取る瞬間から就職活動の本番が始まっているのです。

電話の対応で、どのくらい真剣に考えているのかは、相手方に分かります。

また、施設のなどの見学の際には、プライバシーの面から言っても最低限の配慮が必要です。

入所している人にとっては、施設はまさに自宅なのです。

自分の家に他人が入ってくると考えたらわかりますでしょう。

●就職試験について

施設・事業所によっても違いますが基本的には、次の項目について試験が行なわれます。

1)知識を問う筆記試験

一般的にはどの施設・事業所でも行なわれます。内容は常識的なことを択一、穴埋め形式問われます。

これは、よほどの事が無い限り、この試験で合否が決まることはないでしょう。

2)考えを問う作文試験

それほど難しい内容ではないと思います。

福祉には基本があっても正解がないことが多いのです。

ですから、自分の意見を正直に記入すればいいでしょう。

ケアについての具体的な対応や考えを問うものから、仕事全般について常識的な心構えを問うものまであります。

一つ注意するとすれば、その時の旬な話題がかかわることが多いため、主流の考えや理念は頭に入れておく必要があるでしょう。

3)ヤル気を見る面接試験

最も重要な試験です。

面接だけで採用を決まる施設・事業所も多くあります。

「ヤル気」さえあれば、その他のモノは後から身に付けることができるからです。

ですから、面接時には、明るく、元気に、自分の考えを述べることです。

4)健康診断

健康診断は必ず実施されます。

持病がある人は事前に伝えておきましょう。

●体験実習(インターンシップ)

以前からよく行なわれてきた形態は「研修プログラムの」一環としての取り組みです。

採用試験一部として取り入れている施設・事業所もあり、正規就業前の慣らし期間として活用しているのです。

早期離職者を減らすための試用期間のようなものです。

また、一般企業では、インターンシップ制を取り入れるところも増えてきましたが、福祉の分野では、少し意味合いが違っています。

自冶体と設備が連携して対象者を募集し、施設での仕事を体験してもらうという取り組みをしているところもあるようですが、福祉・介護の職場ではプライバシーの問題があり、広がっていくことは難しいかもしれません。

●新人研修の内容を確かめておきましょう。

新人職員の研修内容や新人教育について確認することで、どれだけしっかりしている施設・事業所なのかが分かります。施設・事業所で、その内容に大きく差が出ることがあります。

研修プログラムがいい加減な所は、研修マニュアル等が整備されておらず、実際に現場に就き、指導を受ける際に、その場その場の判断に左右され判断に左右され、戸惑ってしまうことになります。

良い所では、新人研修マニュアルがしっかりと整っており、それに従い、きちっと説明してくれるはずです。

●良い職場を選ぶポイントは

施設や事業所の実情は実際に働いてみないと分からないのですが、訪問の際に次のようなことをチェックしてみて下さい。

  • 利用者、職員に笑顔があり、生き生きしていて、施設全体が明るい雰囲気であること。
  • 窓口の職員や、すれ違う職員が元気にあいさつしてくれること。
  • 施設の環境が、きれいに整理されているだけでなく生活感があること。
  • 管理者が明るく生き生きしていること。
  • 管理者が理想だけを語っていないこと。

良い管理者は「利用者のため」と必ずセットで「職員のため」も、話の中に出てきます。

「利用者のため」だけしか出てこない管理者は、現場職員から乖離した、理想主義者的な人が多いものです。

⑨福祉・介護の仕事を長く続けていくためのポイントは…

この仕事に就職して、「こんなはずじゃなかった」と、すぐ辞めてしまってはもったいないと思います。

私は、新しくこの仕事に就く、皆さんに、福祉・介護のサービスを利用する方々と触れ合いながら、いろいろな体験をし、さまざまなことを考えてほしと思っています。

福祉・介護の仕事は“人間を追求する”仕事だと考えているからです。




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