福祉・介護の資格と仕事

介護業務は、体力的にきついと言われますが、外回りの営業マンや、工場など常に立ちっぱなしの仕事をしている方たちと比べて、肉体的、体力的にきついとは言えないでしょう。

義肢装具士

義肢装具士

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●仕事の内容について

義肢装具士とは、1987年に義肢装具士法によって制定された国家資格です。

義肢装具とは、事故や病気などで手足を失った人のために、失われた身体機能を補うように製作された人工の手・足パーツのことです。

それぞれの使用者の生活状況やニーズに応じてつくられます。

義肢装具士は、採寸・採型、製作、身体への適合はもちろんのこと、適合に際して、義肢の場合の不安定さをなくしたり、患者が装着した時の恐怖心を取り除くなどの心のケアも含まれ、(医師の指示のもと、診療の補助行為として認められているものです)、また他の医療関連職の医師をはじめとして、看護師、理学療法士、作業療法士などコ・メディカルスタッフ(医師・看護師以外の医療従事者)と連携を取りチーム医療に貢献する専門職です。

義肢のパーツは年々進歩しており、コンピュータ制御など高精度な技術を取り入れた研究開発も進んでいます。日々進歩する技術を義肢装具に生かすのも重要な仕事です。

●職場の状況について

医療・福祉関係の職業の中で義肢装具士は特殊な業務形態を取っている職種です。大半の人は医療機関に属さず、民間の義肢装具製作施設に所属しています。そこから契約している病院や施設などに出向き業務を行なうのが一般的です。

●雇用形態と初任給について

主な就職先は民間の義肢製作会社です。この場合の初任給は約16万円以上とされていますが、会社の規模や経営状態によってまちまちです。一般的な小規模企業と同程度の水準です。

●この資格の将来性について

全国でも4,000人強という人数しかいない義肢装具士ですが、最近では、障害者の社会参加の促進やパラリンピックをはじめとするスポーツ参加の増加もあり、義肢装具の技術向上が目覚ましい状況にあります。

研究開発も盛んに行なわれているうえ、使用目的の多様化にもみられるため、有資格者の増加が期待される職種といえるでしょう。

また、これまででは民間の製作会社からの求人が主でしたかが、患者さんとのコミュニケーションや医師との入念なミーティングが必要不可欠な仕事なので、今後は病院や施設から求人も増えそうです。

●義肢装具士になるためには?

義肢装具士になるためには、国家試験を受ける必要があります。

◎受験資格/①高校を卒業後、厚生労働大臣が指定した義肢装具養成所で3年以上、必要な知識や技能を修得した者②大学、高等専門学校など、指定科目を履修し、指定義肢装具養成所で2年以上必要な知識や技能を修得した者③義肢および装具の製作関する技能検定1級・2級に合格し、指定養成施設で1年以上必要な知識や技能を修得した者④外国の義肢装具士免許取得者、または義肢装具の学校や養成所を卒業した者⑤義肢装具法施行の際、既に義肢装具士として病院や医院などで医師の指示によって適法に義肢装具適合など、5年以上の経験をも持ち、厚生労働大臣が指定した講習会を終了した者

◎学科試験内容/臨床医学大要…臨床神経学、整形外科学、リハビリテーション医学、理学療法・作業療法、臨床心理学および関係法規を含む②義肢装具工学…図学・製図学、機構学、制御工学、システム工学、リハビリテーション工学③義肢装具材料学(義肢装具材料力学を含む)④義肢装具生体力学⑤義肢装具採型・採寸学⑥義肢装具適応学

◎試験合格率/第25回試験(2012年):受験者223人、合格者179人、合格率80.3%。第24回試験:受験者199人、合格者176人、合格率88.4%と年々合格率は下がっていますが、養成学校でしっかり勉強していれば、ほとんどの人が合格できるラインになっています。

■試験データ/○申込み期間:例年1月中旬~1月下旬○試験日:例年3月上旬○試験地:東京○試験科目:学科試験○合格発表日:例年3月下旬○受験料59,800円(2013年)

■問い合わせ先/公益財団法人テクノエイド協会 〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ4F TEL:03-3266-6882 FAX:03-3266-6881 URL:http:// techno-aids.or.jp/□その他の問い合わせ先/日本義肢装具士協会 事務局 〒113-0033 東京都文京区本郷5-32-7 義肢会館202 TEL:03-5842-5457 FAX:03-5842-5458 URL:http:// www.japo.jp/

■義肢装具士養成学校(全国に大学3校、専門学校6校のみです)

◎北海道工業大学 医療福祉工学科 義肢装具学専攻 〒006-8585 北海道札幌市手稲区前田7条15-4-1 TEL: 011-681-2161

◎北海道ハイテクノロジー専門学校 義肢装具士学科 〒061-1396 北海道恵庭市恵み野北2-12-1 TEL:0123-37-7777

◎人間総合科学大学 保健医療学部リハビリテーション学科 義肢装具学専攻 〒339-8555 埼玉県さいたま市岩槻区太田字新正寺曲輪354-3 TEL:048-758-7111

◎国立障害者リハビリテーションセンター学院 義肢装具学科 〒359-0042 埼玉県所沢市並木4-1 TEL:0429-95-3100

◎西武学園医学技術専門学校 義肢装具学科 〒169-0073 東京都新宿区百人町2-5-9 TEL:03-3360-6217

◎新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 〒950-3198 新潟県新潟市島見町1398番地 TEL:025-257-4455

◎日本聴能言語福祉学院 義肢装具学科 〒453-0023 愛知県名古屋市中村区若宮町2-14 TEL:052-482-8788

◎神戸医療福祉専門学校 三田校 義肢装具士科 〒669-1313 兵庫県三田市福島字宮野前501-85 TEL:0795-63-1222

◎熊本総合医療リハビリテーション学院 義肢装具学科 〒862-0930 熊本県熊本市小山町920-2 TEL:096-380-0033


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